日なたの窓に憧れて

メンタルが弱い

すべての終わりに愛があるなら

 

 

新世紀エヴァンゲリオンを観ました。

 

 

元々宇多田ヒカルが好きなので 多少映像は見たことあったしあんだけ有名なら興味もあったのだけれども、創作に感情移入しすぎマンとしては恐ろしすぎて観る気がおきなかった。

でもまぁ友だちに勧められて大方の内容をネタバレしてもらい、十分心の準備をして 見ることにしました。1話見終わる事に「しんどい…やめたい……」って友だちに泣きながらラインして乗り越えた。

あ、ちなみに観たのはテレビアニメ版で、旧劇と新劇は未視聴。 旧劇つらいって聞いて勇気が出なくて観られてない。

 

結論から言うと これって庵野監督の『オタク!!! 人と関わるのを諦めんじゃねえ!!! 2次元に逃げてんじゃねえ!!!!』っていう壮大すぎるメッセージなのでは?ってなった。

 

ていうか機能不全家族で育った系オタクなので 友だちに「おまえはシンジくんじゃないんだぞ!!!!! 」って言葉の往復ビンタ食らわせられるくらいには感情移入しすぎた。 1話から泣いてた。日本1億総シンジ。オタクの半分は家庭に問題がある説は濃厚である。

 

わたしはアダルトチルドレンであるとともにメンヘラでもあるのでリツコさんとかミサトさんも死ぬほど 「 わかる〜〜〜!!! 無理泣く」ってなった。 

 

特にしんどかったのはリツコさんで、最後の最後でレイさんの代わりに碇司令に放り出されてゼーレに召喚され辱めを受けるところ。あそこで「あの人のためだったらどんな凌辱でも耐えられたわ。でもあの人は……」的な台詞(あやふや)でああああああ!!!!!!! ってなりました。基本的に叶わない恋愛しかしてないメンヘラオタクなので。こっちが相手を思い浮かべて必死に命削って頑張ったところで相手にとったらどうでもいいことに違いなくて、わたしがあの人の声のあたたかさを必死に浮かべているこの瞬間、あの人はまったく別の女とヘラヘラしてる。わたしのことなんて思い出しもしないでしょうね(完全に私怨)。あと、MAGIが使徒に侵略される回でMAGIの中にリツコさんが入って使徒から守るとき、リツコさんのお母さんのナオコさんの書いた張り紙に「碇のバーカ!」って書いてあったんですよ。それ見て号泣しました。憎くて仕方なくなるほどずるいあの人のことが、どうしようもなく好きだってのがその張り紙から伝わってきて、それを見たリツコさんが「あの人らしいわね」って漏らすのも胸にクるもんがある…………。

ちなみに、全部あやふやなのは勢いで観ないと心が死ぬので観返せてないからです。

 

 

あと、爆笑だったのはミサトさんと加持さんの関係。まだ2人のことやミサトさんの過去が明かされる前まで観たとき、エヴァを勧めてくれた友人にミサトさんはなんであんな女ったらしの加持さんと付き合うわけ?!!?!!!!」ってキレたら「お父さんと似てるからだよ」って言われてブーメラン巨大すぎて死ぬほど爆笑した。わたしも父親に似た人ばかり好きになります。 父親に愛されてない、と思って育った娘は父親に似た人を好きになるそうな(でも父親に似てるんだから案の定クズで愛されず大体上手くいかない)。機能不全家族あるあるかよ。でも、ミサトさんにそこまで感情移入できないのは結局加持さんもミサトさんのお父さんも結局ミサトさんを愛してるからだと思う。共感するにはミサトさんも加持さんもミサトさんのお父さんも良い人すぎるんだよね。

 

 

まぁ、なんと言っても共感しすぎて死にそうになったのはシンジくんでした。シンジくんのシーンは毎回泣いていたので特別どこ、とか始めると止まらない。

シンジくんに似ていない人から見れば、優柔不断で悩んでばかりいて、しかも突飛な行動をする面倒くさい主人公に見えるかもしれないけど、実際、こういう人間は、いる。周りの人間の言葉をいちいち頭の中で何回も何回も反芻して、悩んで、頭の中のもうひとりの自分のに翻弄されて………。みんな、誰かに認められたいし、愛されたいし、傷つけられたくないし、誰も傷つけたくない。シンジくんはお父さんに必要とされたいから、エヴァに乗るけど、わたしも家族に愛されたくてちゃんと大学に通っている。

今、流行りの「逃げるは恥だが役に立つ」にエヴァンゲリオンのパロディが出てくるが、全く違うラブコメ作品だけれど、このテーマに関してはおんなじなのかもしれない。だからエヴァを使ったのかと言われたら違うのかもしれないけど……。

 

傷つくのが怖くて、誤解されるのを恐れて、コミュニケーションを取らないのはダメなことなんだなあ。と、思いました。シンジくんは、最初、逃げまくるじゃないですか。父親からも、ミサトさんからも、クラスメートからも、レイさんやアスカからも。でも、最終的には無理矢理とはいえミサトさんという家族みたいな人ができたし。「おかえり」「ただいま」と言い合える人。安らぎの人。そして、シンジくんは人類補完計画でなくて「個」のある世界を選びます。おめでとう!拍手喝采。「個」があると面倒くさいですよね。望みも、意識も、全部ばらばらになって。でも、じゃないと繋がったときの喜びも、想い合う苦しみも生まれない。

オタクも、現実から2次元に逃げてコミュニケーションを絶って自分の思い通りの人間(キャラクター)とだけ会話していたらだめだぞー!ってことなんだろうなあ。

 

わたしも、シンジくんみたく、人類補完計画じゃなくて "自分""自分以外の誰か" を選べるだろうか。エヴァを観ると、逃げちゃダメだって思います。