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日なたの窓に憧れて

メンヘラなおたくの雑記です。

カウントダウンがはじまっている

俳優

世界でたったひとりの大好きな俳優が誕生日を迎える。26歳。めでたい。無事に歳をとるというのは、何歳にせよとっても幸福なことだ。たぶん。

今年も直接、「お誕生日おめでとう。いつもありがとう。世界で一番大好きです」と、言いたい、絶対に言おう。と思って半年ほど前からずっとそわそわしていた。

降りたいおりたいおりたいおりたいと呪詛のように呟いていっそのことジャニオタになろうとして動画を見たりしていたくせに。なんで好きなのかわからないと数え切れないくらいに泣いたくせに。

 

もう潮時なのだろうか。

「いつの間にこんなにお金をかけるようになったの」と言われたとき、自分でもよくわからなかった。なんでだろう。そうやって考えて思ったことは、やっぱり好きになってすぐの、昔のことだ。

2年前の同じ日。あの頃は「なんでこんなに好きなのかわからない。でも好きだ」と、一も二もなく好きで好きで好きで、会えると思うだけで涙が出るほど嬉しくて、誕生日を直接祝えるというだけで胸が痛かった。幸福だった。幸福すぎると、涙が出てくるのだと知った。

でもあの頃は高校生で、バイトもしていなかったから現場には全然行けてなかった。少ないお小遣いを貯めに貯めて少ない現場を指折り数えて待った。それでも幸せだった。心のなかで、ばかすかお金を使う周りのおたくを愚かだと思いつつ、自分もそんなふうに先々を考えずに好きだというだけで真っ直ぐになれたらと思った。

 

「なんで好きなのかわからない。つらい」と思うようになったとき、もうそのとき潮時だったのだ。なのにわたしは、2年前の誕生日みたいに、もう一度彼に直接おめでとうが言えれば、また彼をどうしようもなく好きでいられると思ってる。戻れると思ってる。でもわかってる。あの頃憧れてたみたいにお金をいくら使っても、あの頃以上の幸せは得られない。何故って、もう魔法はとけてしまったのだと思う。何がなんでも好きだと思えるような魔法が。幻が幻だって、ハッキリと気づいてしまった時点で無理だったんだ。 でも、わたしはもっともっと幸せにしてもらえるはずで、あなたのおかげでわたしは………………。

魔法がとけたくせにしがみついている。気づきたくない。でも、誕生日に彼に会って、面と向かった瞬間、ああ、わかるだろう。